仕事内容の紹介
●試作スタッフ
◆サンプル作製、素材や使用糸カラーの選定、規格検討
試作では、主に量産前の事前検討を行います。商品の寸法や使用するミシンなど事細かに検討し、量産前の準備をします。
また、メーカー様展示会用のサンプル作製も行います。
多種多様なミシンを1人で使いこなして、
1枚の製品を仕上げていく縫製のプロフェッショナルが在籍しています。
●生産スタッフ(裁断)
製品はいろいろな材料のパーツを組み合わせて作ります。
ブラジャーなら、カップ・土台・脇・ストラップ・フックアイなど。その材料の大部分を占めるのが"生地"です。
その生地を、指定された型紙の通りに正確にカットする工程を裁断といいます。
◆CAD、マーキング作業
自動裁断の前に、CADと呼ばれるパソコンで裁断データを入力します。
生地が無駄にならないよう、効率よく裁断が行えるようにするとても大事な仕事です。
◆自動裁断機・延反機操作
裁断はすべて手でカットするわけではなく、
自動裁断機(CAM)という大型の機械を使うことがほとんどです。
あらかじめセット(マーキング)した通りに機械が自動で生地をカットしてくれます。
スタートする位置に正確に生地をセットし、データを読み込んで開始します。
◆レース裁断、手裁断
画像は、レース裁断作業です。
ブラジャーやショーツに使う、柄のあるレースを型紙通りに正確にカットしていきます。
自動裁断では切れない細かな作業が必要な場合に、1人1人の手で丁寧にカットします。
●生産スタッフ(縫製)
裁断でカットされた生地は、サイズや色ごとのパーツに区別されて縫製場に渡されます。
そのカットされたパーツをいろいろなミシンを使って丁寧に縫い合わせ、1着の製品に仕上げていくのが、縫製工程です。
◆縫製作業
1つの製品をつくるのに必要なミシン台数は、
少なくても10台、多いものは100台ほど使う場合があります。
ブラジャーなら大まかにカップを作るグループ、土台を作るグループ、最終組立てをするグループなどに分かれて作業します。
そこからさらに1人1人が受け持つ作業を分担しています。
●検査・軽作業・仕上げスタッフ
縫製で出来上がった製品を、各取引先の基準に沿った方法で検査を行います。
仕様書通りにできているか、品質不良はないかを目視でチェックします。
検査を通過した製品は、丁寧に包装して出荷します。
◆製品検査
主に縫い目や、生地の汚れを確認し、寸法を測ります。
日本の工場として高い品質を求められているため、検査は特に厳しいチェックを行っています。
その他商品タグ付けや、梱包作業なども行います。
●物流・出荷スタッフ
◆検針作業・荷受け/出荷
金属や危害物が製品に混入していないことを、検針機という機械に通して最終確認をします。
検針作業を終えた製品は丁寧に梱包され、出荷日まで保管されます。
そのほか、海外からの輸入製品の2次検査も行っており、
こちらも同様に厳しい品質チェックをしてから出荷されます。